4月のテーマコラム「新生活の思い出」(byきたい)
神奈川県の大学を卒業後、東京で新生活を始めたときの私は無職同然で、家も決まっていませんでした。そんな私に、「一緒に住む?」とルームシェアを提案してくれたのが、中学高校でサッカー部の1つ上の仲良しの先輩でした。最初は1Kのボロアパート(梅雨時になると部屋内の土壁にコケが生えていました(笑))で布団を並べて暮らしていましたが、1年ほどして、私の収入もどうにか安定してきたので、振り分けの2DKに2人で転居。5年ほどしてから、彼が彼女と同棲することになったのをきかっけに転居。私も一人暮らしとなりましたが、彼は編集者だったので、その後も私はライターとして一緒に仕事していました。さらにさらに、その後、彼が所属する雑誌の編集部に私も編集者として加わり、地方出身の田舎者の二人が、東京の、それなりに有名な雑誌編集部で机を並べて仕事することに。現在、彼はその雑誌の編集長となり、独立した私は編集プロダクションの社長をしています。この経験から、新生活に不安や心配を抱えている人に会ったとき、それまでの自分の経験や人脈を見直してほしいと伝えています。直接の知り合いでなくても、出身地や部活、趣味など、SNSが普及した今の時代なら、きっと何らかの知り合いを作れるでしょうし、それで「一人じゃない」と思えたら元気百倍、間違いなしです。去年も今年も、かなり特殊な新生活のスタートとなったかと思うのですが、どうか自分なりの「元気の素」が見つかり、楽しい日々を送れるようお祈りしています!(writer/きたいりょう)
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