昨年に続き、今年も大学では入学式がリモートになったり、授業の多くがオンラインになったりしています。そんななかパソコンの設定に苦労する学生が少なくない。大学側からはそのやり方を提示していますが、それでもPCスキルがない人は「置いていかれる」ケースもある。そこで、ある学生が「誰も置いていかない」というコンセプトのわかりやすい動画を作ったそうです。彼の言葉がいい。《「平時ならそれも『自己責任』と言えるかもしれませんが、学校に来ることもできない中では支援する側の“失敗”ではないかと感じました。実際、『自分が何に悩んでいるのかも分からない』という人たちがいました。“受け身”の支援になってしまったという反省があります」》。誰かを助けるにはその人の目線になる。示唆にとんだ行動です。（writer／おかべたかし）
大学に行けない新入生 助けたのは･･･