オリンピックの表彰式で、黒人差別に抗議する意思表示をした選手が、選手村を追放になるという事件がかつてあったそうです。しかし今回アメリカでこんな決断がされたのだとか。《米国オリンピック・パラリンピック委員会は、東京五輪に向けた各競技の代表選考会に関して、人種差別反対や社会正義を訴える平和的な抗議には、制裁を科さないという指針を示した》。スポーツと政治は切り離すべき――という意見もあるかもしれませんが、個人的にはこの決定に賛成です。（writer／おかべたかし）
五輪の歴史の中で、もっとも有名な「あいさつ」かもしれない