少し長い記事ですが、素晴らしい記事です。相談を送ってきたナナさんは、子供のころ学校の理不尽な校則に疑問を持ち、自ら教師になって校則をなくそうと活動している38歳の女性。でも、いろんな壁が立ちはだかりどうすれば――と悩んでいます。まず、こんなナナさんのような人がいることに感動せずにはいられません。相談を受けた鴻上尚史さんは《「校則だから従え」というのは、本当に「思考するな。自立するな」という訓練を受けていることと同じです》と現状を分析して、ナナさんにエールを送ります。こういった地道な一歩で、「意味のないものに従う空気」を少しでもなくしたいですね。（writer／おかべたかし）
「無意味な校則をなくしたいのに…」闘う38歳女性教師に鴻上尚史が示した日本教育の「思考するなという訓練」